A
タイ・ホアヒンへの移住 & 早期リタイア生活の話などをいろいろと~
国際結婚夫婦が、セミ・リタイア以降はタイのホアヒンで~と思いつくまでの過程から、その後の計画、タイ・ホアヒンへの移住や、タイでの生活などの話をいろいろとお届けします。時々、国際結婚の話や、ゴルフの話なども。気力があれば、たまにタイの政治情勢なども。'早期定年退職'、'老後は東南アジアで'、'ゴルフ・リゾート'、'のんびり暮らす'、などのキーワードで検索中の方は、たまにお立ち寄りください。

現在修正・更新済みの記事にだけジャンプするようにしてあります。



注)只今旧サイトからブログの引っ越し中です。ブログの引越についての詳細はブログお引越しを御覧ください。

言葉の問題いろいろ…

国際結婚しているとか、英語圏の国に長く住んでいるとか、それだけで 『あぁ、それなら』 と言われることも多いのですが、実はそんなことくらいでは英語は上手にはなりません。

実際オーストラリア人と結婚して長くオーストラリアに住んでいたり、英語人に囲まれて仕事をしたりしていても、英語力はいまひとつという友人を、何人も知っています。

日本人は一般に『ヨーロッパ人はみな英語が上手だ』 と思っているようですが、実はそんなこともありません。
もちろんとても上手な人や、全くネイティブと引けを取らない人もいますが、平均的な人達はそこそこ話せる程度。もちろん、殆ど話せない人も沢山います。

海外で働いている人でも、同様です。

彼ら自身の本業の仕事の話などをする分には何とか困らずに話ができても、少し複雑な話や仕事とは関係のない日常会話になると、まったく会話に参加できないという人も沢山みてきました。

ネイティブの人には、うちの夫のように、ひねりの利いた (本人はそう思っている) ジョークを潜めた変化球ばかりを投げる人も多いので、文化的な知識も増やさないとついていけないことも多々あります。

友人夫婦の場合は、相手の言っていることが全部は分からないから、結婚生活が上手くいっているように見えるカップルもいます。

どちらかがチクチクとささくれだった物の言い方をしても、横で聞いている私たちがハラハラするだけで、相手にはにはその嫌味がまったく届いていない様子だったり、たまに相手が腹を立てても、英語で思いっきり言い争いができないので早々にあきらめてしまう…。

理詰めで隅に追い込んでしまうことがない、ということでしょうね。

私は初めてオーストラリアで就職したとき、日本語ができるという前提で得た職だったので、オーストラリア人ができない日本語対応ができるのだから、オーストラリア人と同じように英語対応ができなくても、そこは大目に見てもらえると思っていたんですよね。

仕事第一日目に、相手が余りに早口だったのと、業務内容もよく把握しないまま出た電話で、取次ぎが余り上手にできなかった時、上司に 『オーストラリアなんだから、英語はオーストラリア人と同じようにできてあたりまえ。日本語はあくまでプラスアルファーで、英語力の足りないのを補うものではない』 と言われたのを今でもハッキリ覚えています。

もう30年も前の話なのにね~。

当時シドニー大学で、留学生や留学生の英語力向上などの担当をしていた豪州人の知人が『英語が母国語でない人には等しく(全員を弱者として扱う)、学校や社会が理解と補助の手を差しのべるべき』 というような、『弱者なんだから助けるべき』 論を展開した時、うちの夫は 『そんなのはおかしい、ネイティブでなくても、ネイティブに負けない弱者ではない人もいる。そういう人は対等に扱うべき』 と反論し、二人で議論になっていました。

私のことを 『他のオーストラリア人と同等に扱う』 上司と、『弱者ではない、対等な立場の人として扱う 』 夫に、家でも職場でも随分と鍛えられたものです。

国際結婚しているとか、英語圏の国に長く住んでいるとか、そんな簡単なことではないのだよと、声を大にして言いたい。

英語でそういう経験をしているから、タイ語に関しても、タイに住んでいるくらいで上手に話せるようになるとは思っていません。

私たち夫婦のタイ語力は、ゴルフ場で英語ができないキャディさんと、プレーに必要な基本的なやり取りをするとか、バンコクで全く英語のできないタクシーに乗ってしまった時、なんとか目的地につくまで道案内をするとか、生活に必要なサバイバル程度です。

私は読み書きの勉強も始めたし、ここに定住を始めたら、タイ語力はなんとかしたいとは思っています。

私にはある種の言葉のコンプレックスがあって、住んでいる国の人が話す言葉でそこの国の人と対等に遣り合えないというのは、物凄くストレスなんですよね~。

Hua Hin Blog / Thailand


なので、今まで英語圏の国以外に住もうと思ったことがないのはその辺もあります。

周りには、タイに住んで10-20年という友人が沢山いるし、バンコクでバリバリ働いている友人もいますが、余りタイ語を話せない人も沢山知っています。

せいぜい私たちと同じサバイバル・レベルか、自分の業務の狭い範囲内なら、少しはタイ語でやり取りができるという程度。

それで不便も感じていないし、大きなストレスになっている様子もないんですよね。

うちの夫もそうですが、生まれてからずっと英語さえできればどこの国でも余り苦労をしたことがない人達は、言語に関するコンプレックスの感じ方が違うんのかなと思います。

夫を見ていると、言葉なんて少し通じないくらいの方が、エキゾチックな国に住んでいる感があって楽しいと思っているふしもある。

なので落ち着いたらふたりでタイ語の学校に通おうと話してはいますが、実際にその時がきたら、本当にうちの夫も来るのかどうか…。



GoWabi Discount

Hua Hin Blog / Thailand



現在修正・更新済みの記事にだけジャンプするようにしてあります。
最近の投稿