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タイ・ホアヒンへの移住 & 早期リタイア生活の話などをいろいろと~
国際結婚夫婦が、セミ・リタイア以降はタイのホアヒンで~と思いつくまでの過程から、その後の計画、タイ・ホアヒンへの移住や、タイでの生活などの話をいろいろとお届けします。時々、国際結婚の話や、ゴルフの話なども。気力があれば、たまにタイの政治情勢なども。'早期定年退職'、'老後は東南アジアで'、'ゴルフ・リゾート'、'のんびり暮らす'、などのキーワードで検索中の方は、たまにお立ち寄りください。

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欧米人的海外駐在生活と海外駐在中の人生設計

シンガポールには、世界中から人が仕事をしにやってきます。

現地採用、駐在、ワーキングホリデーなど、同じ働くにも色々なタイプやビザの違いがあるので、その辺はまた次の機会に詳しくするとします。

Hua Hin Blog / Thailand


一口に駐在と言っても、日本人の駐在員と欧米の国々からくる駐在員とには、大きく違う点がいくつかあります。

まず一番大きな違いは、日本人と違って、会社に行けと言われたから来たくもないのに仕方なく来た、という人はほとんどいないということです。
欧米の会社では、本人の意思にそぐわない転勤、ましてや海外転勤を、辞令一枚で押し付けたりすることはまずありません。

大抵は、希望する人が、更に会社と条件の交渉後、納得のいくところで折り合いがついてからやってきます。条件の交渉が上手くいかなければ断ることも普通です。

帰国の時も同様、青天の霹靂のように急に辞令がおりて、本人の都合を無視して◯月◯日付けで本帰国なんてことは、よほどのことがない限りあまりありません。

大抵の場合は、子供の学校のタイミングとか、本人の事情にあわせて交渉します。

次に大きく違う点は、彼らの多くが、駐在に赴いた先の国でも、本国にいた時と同じように普通に転職するという点です。

もちろん今よりもっとよい仕事がみつからなければ、転職しないでとどまる人も沢山います。
滞在国があまり好きではない場合は、任期が終われば早々に帰国する人もいますし、本国での更に上のポジションの為のステップアップ駐在として来ている人など、様々です。

ただ、もっとその国に長くいたいと思っても今の会社では任期を伸ばしてくれない場合や、他の会社の方が条件のいい仕事をオファーしてくれた時など、本国にいた時と同じように、普通に転職していきます。

実際シンガポールで親しくしている欧米人の友人の、8割くらいは、シンガポールで既に転職をしていますが、日本人では知人まで広げてもあまり聞きません。

更に欧米の会社は、駐在員の現地での生活に余り細かく口をだしたりしません。

例えば日系の企業では、駐在員の奥さんが働くことを禁止しているところも結構あります。
もちろん企業側には税金だのなんだのと、色々理由があるとのことですが、別にOKな企業も沢山あるので、変えようと思えば変えられない仕組みではないはずなんですけどね。

現地で駐在員が就労ビザから永住権に切り替えるのも、会社がいい顔しないという日系企業も多いと聞きます。

住宅の購入もしかり。

現地での生活にも制限が多く、いつ帰国又は他国への赴任といった移動になるかも分からない。
そんな生活をしていたら、自分なりの人生設計なんて、しかも、それを前倒しで進めるなんて、なかなか難しいのだろうな…と思います。

Hua Hin Blog / Thailand


シンガポールには、最初は駐在できたものの、何度か現地で転職し、永住権も取って10年20年と住んでいる欧米人の友人が何人もいます。
知人まで広げるとかなりの数になります。

何人かは駐在で住宅手当がでるうちに、コンドを購入して、会社と交渉して住宅手当を家賃ではなく家のモーゲージの支払いにあてていた人も。(以前日本人の駐在員が同じようなことをして、ネットで炎上しているのをみたことがありますが)

転職する際には、様々な駐在手当がつかなくなっても手元に残るお金が余りかわらないような給料で交渉するので、現地採用ベースになったからといって、駐在員時代より給料が下がる人はあまり聞きません。

よほどその国に住み続けることが大事でなければ、駐在時代より条件が悪くなるくらいなら、転職しないで帰国するという人が多いですし。

同僚の目や企業風土、赴任前にサインさせられた契約書の縛りなどで、どうしても現地で転職できないという友人が一人いましたが、シンガポールにいる間に転職先をみつけて、一旦本国に帰任した後に退職し、シンガポールに戻ってきた人もいます。

日系企業の場合、国や企業の風土、決まりなどにより、欧米人のようにはできない…という人も多いとは思います。
いやうちの会社でもその辺はOKだよ(赴任先で転職するとか、扶養家族ビザのパートナーも働くとか、永住権を取るとか、住宅を購入するとか…)という方は、是非積極的にQoL向上のために動くといいと思います。

そういうのは無理という大勢の方でも、せっかく駐在というある程度生活の安定が保証された状態で海外に何年も住める経験をしているのなら、少しでもその期間を情報収集などに有効に使えるといいですね。

人生設計又はリタイアの計画としては、日本以外の国に住むなら、どれくらいのお金があればどんな生活ができるかや、銀行や医療などのシステムを、実際に現地にいながら確認できますし。

小さな子どもがいれば、子どもに海外で教育を受けさせるにはどれくらい費用がかかり、どんな学校やカリキュラムがあるかを見学にいって確認するとか。

更に様々な国から来ている様々な年齢層の人達から、彼らの人生設計・リタイアメントプランの話を沢山きいてみるというのもいいと思います。

実際にその国で永住権を取って住んでいる人、リタイアメント生活をしている人と、SNS上ではなく、会って話をきいたり生活の様子をみせてもらったりするのもお勧めです。

駐在中に、少なくとも人生設計の様々なパターンを見たり聞いたりできるだけでも、自分の計画をたてるのに役立つ日がくると思います。



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