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タイ国王崩御 – その後
普段より長めに夫婦二人ともホアヒンの家をあけていたので、普段のペースに戻すのにちょっと時間がかかっていました。とりわけタイの状況が状況なだけに・・・というのもありました。
各国のメディアでは色々憶測も交えた報道がされていますが、今のところタイ国内では大きな混乱はなく、とにかく悲しみにくれているといったところです。
服喪中の服装や言動に対する注意や、当面のイベント・行事などのキャンセルについての情報もネットで毎日更新情報が流れてきます。
これから年末年始にかけて、ロイクラトンをはじめ様々なフェスティバルが催される時期だけに、この数ヶ月間のイベントに関してはかなり先のものまで早々にキャンセルを決めているものが多いようです。
一部催行されるものに関しても、派手なお祝いやエンターテイメント性は排除して執り行うといった配慮がされているようです。
ホアヒンの街中でも、ほとんどの人は黒、白、または控えめな配色の服装をしていますし、制服着用の為黒を着られない人達は、黒のリボンを身につけています。
服装にしても観光客の人などは黒でなくてもよい・・・という情報も流れてきていますが、それでも普段の服、とりわけリゾート地で着るような派手目の色・柄の服を着ている人は街中でも目立ちます。
金銭的に黒い服を買う余裕のない人達には、黒のリボンを配ったり、ボランティアで無償で服を黒に染めるサービスがあったりと、様々な配慮もされはじめました。
飲食店やエンターテインメントでもある程度の自粛を求められている部分もありますが、そうは言っても、観光業やエンターテインメント、歓楽業で生計をたてている人も大勢いるわけで、どこで線引きするかが難しいところだと思います。
スーパーなどでは軒並み16日一杯くらいまで酒類の販売を中止していましたが、今は大抵のお店では販売を開始し、レストランなどでも普段通りの営業をしている所が多いようです。
ショッピングセンターや映画館なども、大きなボリュームで音楽をながしたりすることはなく、静かですが通常営業をしています。


こんな時だからゴルフはしない・・・といえば、ゴルフ場で働いている人は食べていけなくなるでしょうし、ワイン飲んで浮かれてる場合じゃないでしょ・・・といって誰もビンヤードへ行かなくなればこの一年でつぶれてしまうかもしれません。
タイ政府や観光局も、この数日は海外からの観光客に、大丈夫ですよ、引き続きタイに遊びに来てください・・・アピールをはじめていますが、どんちゃん騒ぎが目的で来る人達は、やっぱり当分控えた方が賢明だと思います。
私達や、他のホアヒンに住んでいる友人達も、外出時は黒か白系統の服を着て、外の飲食店では大きな声で話したり大きな笑い声をあげたりしないような配慮はしていますが、皆ほとんど通常通りの暮らしを続けています。
普段行っている飲食店やゴルフ場の人達からも、どうかいつも通り着て欲しいと切実な声をきかされます。
タイはしばらくの間、喪に服する態度と経済をまわしていくことのバランスの取り方で苦労するのだろうなと思います。
とりあえず身の危険を感じるなどの不穏な動きはなく、タイでも普通通りの生活が続いています。